こんばんは。タノシオトナです。
今日は嬉しいことがひとつ!!
タノシオトナブログをはじめてから絵を描くようになり、それを見ている友達からinstagramのアイコンを描いてほしいと頼まれたんです!!
その友達と、やってることをイメージして、なかなか良いのが描けました。
こんなこともあるから、発信するのはおもしろいですね。
描いたアイコンはinstagramにあげているので、良かったら見てください→@tano-c-otona
さて、今日はフェルデンクライス博士が起こした奇跡をひとつ、動画付で紹介したいと思います。
フザけてばっかじゃいけないですからね。仕事のことも発信しないと!!笑
痛いことは嫌いですよ。
土日のろじのあかりは、こどものレッスンが増えてきました。今日もはじめて来てくれた子にレッスンをしましたよ。
少し発達に遅れがあるので、保育園の先生のオススメで来てくれたのですが、
まずはじめに感じたのは、触れられることにすごく警戒心があること。(はじめてということももちろんあるんですが…)
こどもの運動発達をサポートするアプローチは、他にもいろいろあると思います。中にはかなり強制的に動かす種類のものも…。
そういった強制的なアプローチを受けた経験があると、「またなにか痛いことをされるのかも」という恐怖心があるのかなと、感じてしまいました。
これ、単純に考えたら当たり前ですよね。だれでも痛いことは嫌いです。
こどものレッスンに興味を持ったキッカケを思い出した!
フェルデンクライス博士のもとに、「様々な障害を持つ人が世界中から訪れて、数多くのレッスンをしていた」
それは知っていましたが、3年前のボクには縁のない世界だと思っていました。
神奈川県でこどもの運動発達支援をメインに活動している、フェルデンクライス・メソッドのアシスタントトレーナー 湊真里先生という方がいます。(ボクらの先生。)
妻が、真里先生のワークショップなどのお手伝いしはじめたことで、ボクも障害を持つ人に少しづつ接するようになりました。
ある時、保育園で発達遅延の子に対する他のアプローチを見学に行く機会がありました。
そこで見たのは、泣き叫ぶこどもを押さえつけて体の筋を強引に伸ばしている光景でした。
正直、ビックリしました!!その場にいたくなくなるほどのショックで、すぐに帰ってしまいました。
その日がキッカケとなり、フェルデンクライスでこどもたちの役に立ちたい!!と思ったんです。
障害があったり、発達遅延の子たちにできるアプローチの選択肢のひとつになりたいと。
今日はそのことを思いだしました!!
フェルデンクライス・メソッドはこどもにいいよ
フェルデンクライス・メソッドでは、心地良い状態で起こる学びが一番質が高いとしているので、無理なことや嫌がることはしません。
大人だってそうでしょう。嫌なことをさせられて学べることって少なくないですか?
反対に、好きなことは自発性があるのでどんどん覚えていきます。
体の動きも同じだということです。
遊びの中で、その子の動きについていってアプローチするので、
遊びながら動きのパターンを増やしたり、よりラクに動けるようになっていきます。
レッスンの仕方も、こどもによって違う特別なものです。ボクたちの手で神経系に働きかける今までになかったアプローチと言えます。
2年前からこどものレッスンをはじめましたが、ろじのあかりに来てくれているこどもたちには、確実に良い変化が起きています。
ボクたちがすごいのではなく、その子たちが持つ可能性を信頼して、引き出せるようにサポートしているだけです。
一回やって、ハイよくなりました!
なんて魔法のようなものはこの世に存在しません。長い目で見て、少しづつの変化を一緒に作りあげていくのが大事です。
フェルデンクライス・メソッドのレッスンがこどもにとって良いことは、自分たちが実感していますし、世界中でも実績が残されています。
フェルデンクライス博士の起こした奇跡
フェルデンクライス博士からレッスンを受けていたエリザベスという女の子のお話を紹介します。
エリザベスは、小脳の3分の1を欠いて生まれました。生後4か月の時、
医師から「彼女の脳は全く発達してなく、今後も発達しないだろう」「今後、座ることもできず、失禁を抑えることもできず、施設に入る必要がある」
と言い渡されました。
彼女を診断した医師たちは、従来の治療の経験からはそれ以上のことを言えなかったのです。
しかし、そのような診断を下されても、彼女の両親はあきらめませんでした。
「不可能を可能にする医師がいる」との情報を手に入れ、早速フェルデンクライス博士の元へ診察に訪れたのです。
↑カッコ良すぎる!!まさに実写版ブラックジャック!!!
フェルデンクライス博士は少女に会った時から、彼女の中に秘めた可能性を見つけていました。
『彼女は賢い子です。問題はありますが、なんとかなります。結婚式ではダンスも踊れることでしょう』
と告げました。
実際に数回のセッションで彼女は劇的に変化していきました。
ハイハイもできなかった女の子が、少しづつ両親の手を借りながらも歩けるようになっていったのです。
フェルデンクライス博士の死後、エリザベスにレッスンを引き継いだのは、博士に直接指導を受けていた弟子の一人アナット・バニエル先生です。
アナット・バニエル先生がエリザベスにレッスンをしている動画を最近見つけて、大人になったエリザベスが見られて大感動!!!
ここにも貼り付けしておくので、興味のある方はご覧ください↓(英語で字幕なしですが…。)
やっぱり、これかな。
タノシオトナが一番人の役にたてるのって、これじゃないかな!!
これからフェルデンクライスを仕事としてやっていくことを考えたときに、こどものレッスンの必要性を強く感じます。(もちろん大人にとってもすごく良いですけどね!!)
ろじのあかりでも改めて発信していこうと話し合っています。
明日も、こどものレッスンがあります。
こどもは正直だからレッスンも本当に面白いんです。嫌なら嫌!!って言われますからね。たまに傷つきますが…。笑
頑張らないぞ〜!!楽しむぞ〜!!
それでは、おやすみなさい。